活動報告 report

OMF2025

昨年2月に亡くなられたマエストロ小澤征爾さんを永世総監督とし、2025セイジ・オザワ松本フェスティバルOMFが盛大に開催されました。8月11日から始まったプログラムは、今年も市内各地で様々な彩を見せてくれましたが、31日のオーケストラコンサートで一般向けの幕を閉じました。私は運よく17日のオペラ公演、オーケストラ公演AとBを鑑賞することができました。オペラはシェークスピア作「夏の世の夢」を、イギリスのB・ブリテン氏が作曲したもので、上演の機会は少ないものの、首席客演指揮者 沖澤のどかさんが見事にファンタジーの世界を演出してくれました。

オペラ公演 シェークスピア作「夏の世の夢」

首席客演指揮者 沖澤のどかさんと出演者達

オーケストラのAプロでは、ヴァイオリン協奏曲をベルリンフィルコンサートマスター樫本大進氏が、交響曲「革命」をSKOとA・ソディ氏の指揮で、D・ショスタコービッチの2作品をキッセイ文化ホール一杯に響かせました。また、─小澤征爾生誕90年を祝う─とタイトルが付いたBプロは、G・マーラー作曲の交響曲第2番「復活」を、小澤さんと親交があった国際的な指揮者C・エッシェンバッハ氏が、演者220人の心を一つにまとめ上げ深い感動を与えてくれました。どちらもスケールの大きな作品で満席となり、サイトウ・キネン・オーケストラの人気と実力の高さを改めて感じることができました。

総勢220人で演奏されたマーラー交響曲第2番「復活」

指揮者C・エッシェンバッハ氏とソプラノ歌手陣

9月に入り県内の中学1年生を対象にしたオペラ公演も予定されており、今年はヴェルディの歌劇「椿姫」で、長野県内58校、約3,800人の中学生が鑑賞する予定です。

世界中から注目を浴び、国内外から多くの聴衆が集まるOMF。街中が一流の音楽に包まれる夏の一カ月。仮に手放すようなことがあったら二度と取り戻すことは出来ません。私たちは三ガク都の宝として大切にし、末永く守り続けなければならないと思います。

太田正徳の広報誌
「わだ市議プレス」

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