4地区の空港対策委員会が県庁へ新田副知事を訪ねました。

空の玄関とも言える県営「信州まつもと空港」は昨年ジェット化開港30年を迎えましたが、コロナ禍後は利用者が約26万人で推移しおり順調な回復をみせています。県では将来の航空需要の増加を考慮し、定期便の発着枠拡大を地元4地区(今井、神林、笹賀、和田)に対し事前協議の申し入れをしています。現在の定期便は4路線(福岡、神戸、千歳、丘珠)で協定による12便ですが、夏場は大阪線の2便もあることから、地元では暫定的に14回の離発着を認めています。就航先の福岡空港や神戸空港では滑走路増設等の拡張工事が進行しており、今後は沖縄線など新たな路線も視野に入れ、離発着回数を20便まで拡大して確保をしておきたい考えです。
25日、地元4地区空港対策委員会では県庁へ新田副知事、村井交通政策局長らを訪ね、将来20便に変更するにあたり、騒音対策、安全運航、恒久的な地元振興策などについてそれぞれの地区委員長が直接地元の要望を伝え、懇談をすることができました。副知事からは地元の要望を真摯に受け止め寄り添った対応をして行くとの回答があり、4地区では既に提出した要望への回答を地元に持ち帰り協議をすることとしました。時間をかけて慎重な審議の後、地域の発展のため要望を条件に承認する方向になるのではないかと思います。