活動報告 report

梓川の砂防工事と主要道路改良について視察を行いました。

松本市は面積978平方キロメートルと県内一であり、標高差も奥穂高岳山頂から安曇野市境までおよそ2,600メートルもあります。 

北アルプスを源に急流の梓川は、山を削り景勝地の上高地を経て奈川度地区のダムで発電に使われ、松本平の農業用水として私たちに大きな恵みをもたらしてくれています。その河床と護岸の管理・自然保護については、国土交通省・環境省をはじめ、国・県・松本市のそれぞれの部署が役割分担をし、日々維持と管理、改良に取り組んでいます。さらに福井県を起点とする国道158号は、岐阜県高山市を経由し人気の上高地や乗鞍高原へアクセスしながら松本市に至る主要な幹線道路です。梓川沿いの狭隘な谷間を縫う道路ですが、新たなトンネル工事や橋梁の掛け替えなど、着実に安全の確保と利便性向上への取り組みが行われています。

本格的な観光シーズンを迎える前に県議会議員2名と市議会議員有志6名が、管轄部署の方々による案内で、梓川の砂防や国道158号などの主要道路改良の状況を視察しすることができました。

梓川地区と波田地区を結ぶ「八景山大橋」の掛け替え工事はR8年春完成予定だが、国道158号と接続部分拡幅が必要で供用時期は未定。 

内部工事が進む国道158号狸平トンネル工事(L=1,060m)、上流部(西側)に新稲核橋(L=110m)を架けるため供用時期は未定。

松本建設事務所管轄の河床整理事業、R6年度は流木処理と7千㎥の土砂を搬出。流域の景観維持のため毎年河床管理が必要。

国土交通省松本砂防事務所管轄の梓川上流明神地区護岸補強工事と明神橋

厳冬期でも着実に進められているそれぞれの事業を目にすると、工事や作業に関わる大勢の方々に頭が下がります。砂防、治水、道路改良、自然保護。予算も時間も掛かりますが、絶えることのない営みに理解とご協力をお願いします。

太田正徳の広報誌
「わだ市議プレス」

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