OMF2024 「ガク都」が音楽で満たされました。
34回目を迎える今年のOMF2024は、2月に総監督小澤征爾さんの訃報が世界中を駆け回り、私たち松本市民にも大きな衝撃と悲しみに包まれて始まりました。本市で毎年夏に開かれる国際音楽祭は、音楽ファンのみならず県内の多くの子供たちや市民にとって、なくてはならないかけがえの無い催しであり、改めてマエストロの偉大さと感謝の気持ちを感じています。
生前小澤さんが後継者の一人として指名した、若く才能あふれた女性指揮者の沖澤のどかさん。世界の一流演奏家が集うサイトウ・キネン・オーケストラを見事に操り、メンデルスゾーン、R・シュトラウス、ブラームスの名曲を満員の会場へ響き渡らせました。
8月17日には恒例の市内小中学校生徒たちによる歓迎吹奏楽パレードが行われ、元気に日頃の練習の成果を披露してくれました。お城に集まった450人は「信濃の国」などを合同で演奏し、フェスティバルの盛り上がりに花を添えてくれました。
私たちはマエストロの音楽と情熱、そして魂をしっかりと受け継いで、未来永劫この素晴らしいフェスティバルをこの地で続けていかなければならないと思います。マエストロ小澤征爾さんがこよなく愛したまち まつもと。 私たちはこのまちで暮らす喜び、そして楽しみを皆さんと存分に味わいたいと思います。